やさしい人物画

Amazonで買えるルーミス先生の本。
絵の描き方を論理的に教えてくれる、とてもよい本です。ルーミス先生の本をどれか1冊というときには、この本を一番におすすめします。
この本の中でルーミス先生は「言っていることがわからなければ、ほかの本でパースの勉強をしよう」と書いておられます。その「ほかの本」というのが「絵を描く仕事で成功するテクニック」です。 |
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絵を描く仕事で成功するテクニック
ルーミスの体験に基づく「光とカゲ」や「パース」から学ぶ

ルーミス先生の名著「初めてのイラスト教室」は長らく廃刊になっており、中古本しか買えませんでした。
しかし、この本はルーミス先生の本の中でもいちばんまとまりがよく優れた教本だというプロも多かったのです。
この本の原題は『サクセスフル ドローイング』といい、どちらかというとパースの本です。英語版はまだ出版されているのですが、なんとか日本語版を復刻したいと思い、ホビージャパン社に海外の版元から印刷原版を買い取っていただき、新刊をAmazonで買えるようしてもらえました。
敬愛するルーミス先生の著作者人格権にできる限り配慮し、とはいえ売れる本でないと出版社は出してくれませんので、一色刷りだった本の図版を二色刷りにしたり、簡易的なパースの説明図を追加したりしてあります。 |
廃刊になっていたものはこちらです↓↓↓

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ルーミス先生の「やさしい人物画」についての注意点 |
この本は原題を「Figure Drawing For All It's Worth」といいます。
これだ! という日本語訳はなかなかむずかしいのですが、翻訳者の方によると「人物イラストに全力をつくそう」といった訳が適当ではないかとのことです。
本文を読むと、この本はルーミス先生が「プロポーションの取り方も知らないで描いているイラストレーターのなんと多いことか」と、プロのイラストレーター向けに「最低限、これくらいの基本はできていないと、これからやっていけませんよ」というお気持ちで、ご自身が体系化した基本的な絵の描き方を同業者に教えた本です。
つまり基本的にプロ向けの本で、原題にも「やさしい」などとは書かれていないのです。出版社がとっつきやすい書名をつけただけです。「やさしい」、「基礎」、「誰でも描ける」などがタイトルに入っていると売れるのだそうです。
非常にまとまりよくひととおりの基本をおさえた本であり、ルーミス先生のように圧倒的な画力をお持ちの優れたイラストレーターによる、こういった体系化された技法書がほかにないため、この本は絵を勉強しようとする人にとって長年、貴重な技法書となっています。
そうした理由を踏まえれば、「やさしい人物画はやさしくない」という意見は当たり前のことです。
絵を描けない人がこの本を読んで絵が描けるようになることはありません。この本はあるていど絵を描ける人が、基本を理論で補強する学習で使うのに適しています。
つまり、あるていど絵が描けて、初日から仕事で絵を描くことになる新人アニメーターなどにはちょうどよい、画力を1ランク引き上げてくれるおススメの本ということになります。
まったく絵が描けない人には下で紹介している Jack Hamm 先生の「人体のデッサン技法」がいいですよ。やさしくはげましてくれますし、説明もていねいですから、読んでくじけることもないと思います。みなさんの検討を祈ります。 |
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アニメーターはどんな絵を描けばいいのか? この本のような絵です。これが動かすための絵です。 . この本は多少アメリカ的ですが、スタイルを別にしてこのような人体のとらえ方ができれば最高です。
中身はこちらで見ることができます |
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人体のデッサン技法

初心者またはアマチュア向けです。
あまり絵を描いたことのない人の入門書に適しています。やさしくていねいに絵の勉強のしかたを教える本です。
プロとして就職する人には、もう少し上級のルーミス先生をおすすめします。
とはいえ、プロでもうっかり忘れていたことを思い出させてくれるヒントもたくさんあり、一読の価値があると思いますよ。 |
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グレン・ビルプの
ドローイングマニュアル

プロ向けです。
ドローイングに関しては最高の教科書ではないでしょうか。圧倒的な画力で、ていねいに順を追ってドローイングの考え方と描き方を教えてくれます。
内容紹介は以下、前書きを引用します。
【アニメーションスタジオに面接に行くならば、面接官に好印象を持ってもらいたいでしょう。担当者は、アニメーション業界に伝わる伝統的な手法、グレン・ビルプの教えを学んだかどうか、その痕跡をポートフォリオで確認します。これは本当のことです。大手のアニメーションスタジオには必ず、グレンの教材セットが揃っています】 |
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アトリエのドローイング
古典に学ぶリアリズム絵画の基本技法

ジュリエット・アリスティデス(著)
プロ向けです。
この本のなにがよいかというとふんだんに使われている図版の絵が圧倒的に上手いことです。見ているだけで楽しい。そしてどちらかといえば理論を学ぶ本ですが、絵描きが感じていることを明確に言葉で説明してくれていて、読むだけでも価値ある本です。
仕事で絵を描く人向きです。
「帯にはこれを学べば誰にでも描けます」とありますが、そんなことがあろうはずもないことは、本を開いてみればわかります(^^) |
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ダイナミックシリーズは、どれか一冊買うならこれがおすすめ。
絵の勉強には非常に効果のある本です。
ターザンの絵なので、とっつきにくい感じがするかもしれませんが、論理的で形が明確な分、模写に適しています。 |
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【ダイナミックシリーズについて】
Dynamic Figure Drawing 全身
Drawing Dynamic Hands 手足
Dynamic Anatomy 解剖
Drawing the Human Head 頭部
Dynamic Light and Shae 光と影
Dynamic Wrinkles and Drapery服のしわ
シリーズでありますが全部買わなくていいです。とりあえずDynamic Figure Drawing だけでいいです。余裕があれば次にDrawing
Dynamic Hands をおすすめします。
プロにはハードカバーをおすすめします。模写練習にはハードカバーのほうが使いやすいです。
あまり絵を描いたことのない人にはむずかしい本ですから、それなりに絵が描ける人向きです。
原画向き。プロなら絶対役に立ちます。
絵を突き詰める必要のないアマチュアにはしんどすぎる本です。
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ダイナミックシリーズ
手と足。デッサン書です。とてもよい本です。この本の全模写をすれば、かなり手が描きやすくなります。
手の描き方をおぼえたいなら、これが一番よい本だと思います。超おすすめ。 |
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ダイナミックシリーズ
頭部を集中的に勉強したいときの教科書。 |
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ダイナミックシリーズ
解剖学となっていますが、ドローイングの教科書と考えてよいと思います。 |
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美術解剖学 |
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動物画 |