アニメーター向け おすすめ教科書
  「The Human Figure in Motion」と「Animals in Motion」は一生使う参考書なので、これを一番先に買っておくといいと思います。

クロッキー用写真集とデッサン書、美術書、技法書は、よいものが一冊あればこれも一生使えますから、いくつか新人のときに買っておきましょう。

ダイナミック・シリーズは原画で画力不足を感じたときによい教科書です。新人のときは無理して買わないでいいです。

「アニメーションの基礎知識大百科」は業界標準の用語集です。アニメーターに必須の知識を図解してあるので、すこしずつものにして、最終的にはすべて理解しておいてください。

絵コンテ集も原画を描くなら1冊買って読んでみることをオススメします。アニメーションは絵コンテにすべての情報が書かれていますから、読むとアニメーションの作り方がわかってきます。

 アニメーター向け おすすめ教科書 ・ 技法書
 絵コンテを描く ・ 演出を学ぶ

 アニメーター向け  おすすめ教科書 ・ 技法書

増補
アニメーターズサバイバルキット




アニメーターにとってはバイブルになると思います。
非常に優秀なアニメーターが作画のじっさいについて絵で説明した本です。仕事で必要なノウハウも満載。
動かすためになぜ画力が必要なのか、反論の余地のない説明が読めます。プロに向けて書かれており、アマチュア向きではありません。 
 
アニメーションの
基礎知識大百科 増補改訂版


 


業界標準のアニメーション用語集です。オールカラー。
新人アニメーター向けに書かれた本で、アニメーターなら最低限知っていなければならない用語と技術的な知識を、業界トップクラスにヒアリンクし、すべて説明してあります。
商業アニメーション業界を目指す人にはこの本を最初におすすめします。 

10年ぶりに全改訂しました。フィルム用語はもうほとんど使われなくなったので削除し、デジタル作画の章を新設。
前回同様、撮影さん、仕上さんなど各工程のプロフェッショナルにヒアリングし用語説明に正確を期したので、かなり作業時間がかかりました。
おなじ用語でも、いつのまにか用法が変わっているものもありました。
   書評はこちら

  YouTubeで中身を見る
 
The Human Figure in Motion
人間の動き分解写真集



廉価版(ペーパーバック)もありますが、一生使えるので丈夫なハードカバーをおすすめします。コンプリート版(3冊で2万くらい)まではいらないでしょう。
動画なりたてのときから、何度も何度もこの本を見ながら描いてください。動きをおぼえるのに非常に有効です。
実写のよい映像資料集があるのですが、すぐ開いて見るには本が便利。
 
Animals in Motion
動物の動き分解写真集



The Human Figure in Motion同様に、一生使える資料です。
人間の動きも動物も、映像ではよい資料が販売されていますが、書籍の使い勝手は捨てがたいです。
 
アニメーションの本
動く絵を描く基礎知識と
作画の実際



原画の基本を学びたい人向け。新人原画に特におすすめ。原画を描くとき最低限の基本を教えてくれる本です。執筆者は天才と言われている先輩アニメーターたちです。

 技法書 美術書
やさしい人物画



Amazonで買えるルーミス先生の本。
絵の描き方を論理的に教えてくれる、とてもよい本です。ルーミス先生の本をどれか1冊というときには、この本を一番におすすめします。

この本の中でルーミス先生は「言っていることがわからなければ、ほかの本でパースの勉強をしよう」と書いておられます。その「ほかの本」というのが「絵を描く仕事で成功するテクニック」です。
 
やさしい顔と手の描き方



とてもよい教科書です。「やさしい人物画」の次に買う感じですね。
 
人体のデッサン技法



初心者またはアマチュア向けです。
あまり絵を描いたことのない人の入門書に適しています。やさしくていねいに絵の勉強のしかたを教える本です。
プロとして就職する人には、もう少し上級のルーミス先生をおすすめします。

とはいえ、プロでもうっかり忘れていたことを思い出させてくれるヒントもたくさんあり、一読の価値があると思いますよ。

ルーミス先生の「やさしい人物画」についての注意点

この本は原題を「Figure Drawing For All It's Worth」といいます。

これだ! という日本語訳はなかなかむずかしいのですが、翻訳者の方によると「人物イラストに全力をつくそう」といった訳が適当ではないかとのことです。

本文を読むと、この本はルーミス先生が「プロポーションの取り方も知らないで描いているイラストレーターのなんと多いことか」と、プロのイラストレーター向けに「最低限、これくらいの基本はできていないと、これからやっていけませんよ」というお気持ちで、ご自身が体系化した基本的な絵の描き方を同業者に教えた本です。

つまり基本的にプロ向けの本で、原題にも「やさしい」などとは書かれていないのです。出版社がとっつきやすい書名をつけただけです。「やさしい」、「基礎」、「誰でも描ける」などがタイトルに入っていると売れるそうです。

非常にまとまりよくひととおりの基本をおさえた本であり、ルーミス先生のように圧倒的な画力をお持ちの優れたイラストレーターによる、こういった体系化された本がほかにないため、この本は絵を勉強しようとする人にとって長年、貴重な技法書となっています。

そうした現状を踏まえれば、「やさしい人物画はやさしくない」という意見は当たり前のことです。
絵を描けない人がこの本を読んで絵が描けるようになることはありませんし、アマチュアにはむずかしい本です。誰か解説者が近くにいないと意味がわからないと思います。
この本はあるていど絵を描ける人が、基本を理論で補強する学習で使うのに適しています。

つまり、初日から仕事で絵を描くことになる新人アニメーターなどにはちょうどよい、画力を1ランク引き上げてくれるおススメの本ということになります。

まったく絵が描けない人には隣に紹介している Jack Hamm 先生の「人体のデッサン技法」がいいですよ。やさしくはげましてくれますし、説明もていねいですから、読んでくじけることもないと思います。みなさんの検討を祈ります。
 

 
アニメーターはどんな絵を描けばいいのか? この本のような絵です。これが動かすための絵です。
. この本は多少アメリカ的ですが、スタイルを別にしてこのような人体のとらえ方ができれば最高です。
そして、人体の捉え方説明が的確で、学ぶところが多いです。わかりやすいので模写におすすめ。
中身はこちらで見ることができます
 
グレン・ビルプの
ドローイングマニュアル




プロ向けです。
ドローイングに関しては最高の教科書ではないでしょうか。圧倒的な画力で、ていねいに順を追ってドローイングの考え方と描き方を教えてくれます。
内容紹介は以下、前書きを引用します。
【アニメーションスタジオに面接に行くならば、面接官に好印象を持ってもらいたいでしょう。担当者は、アニメーション業界に伝わる伝統的な手法、グレン・ビルプの教えを学んだかどうか、その痕跡をポートフォリオで確認します。これは本当のことです。大手のアニメーションスタジオには必ず、グレンの教材セットが揃っています】
 
アトリエのドローイング
古典に学ぶリアリズム絵画の基本技法



ジュリエット・アリスティデス(著)
プロ向けです。
この本のなにがよいかというとふんだんに使われている図版の絵が圧倒的に上手いことです。見ているだけで楽しい。そしてどちらかといえば理論を学ぶ本ですが、絵描きが感じていることを明確に言葉で説明してくれていて、読むだけでも価値ある本です。

仕事で絵を描く人向きです。

「帯にはこれを学べば誰にでも描けます」とありますが、そんなことがあろうはずもないことは、本を開いてみればわかります(^^)
 
ドローイングレッスン
古典に学ぶリアリズム表現法




ジュリエット・アリスティデス(著)
? 左の本の前に書かれた本です。読んで楽しいのはおなじですが、買うなら左の本のほうがわかりやすくておすすめです。
 

ダイナミックシリーズは、どれか一冊買うならこれがおすすめ。
絵の勉強には非常に効果のある本です。

ターザンの絵なので、とっつきにくい感じがするかもしれませんが、論理的で形が明確な分、模写に適しています。
 

『ダイナミックシリーズ』について

Dynamic Figure Drawing 全身
Drawing Dynamic Hands 手足
Dynamic Anatomy 解剖
Drawing the Human Head 頭部
Dynamic Light and Shae 光と影
Dynamic Wrinkles and Drapery服のしわ

シリーズでありますが全部買わなくていいです。とりあえずDynamic Figure Drawing だけでいいです。余裕があれば次にDrawing Dynamic Hands をおすすめします。

プロにはハードカバーをおすすめします。模写練習にはハードカバーのほうが使いやすいです。

あまり絵を描いたことのない人にはむずかしい本ですから、それなりに絵が描ける人向きです。
原画向き。プロなら絶対役に立ちます。
絵を突き詰める必要のないアマチュアにはしんどすぎる本です。

ダイナミックシリーズ
手と足。デッサン書です。とてもよい本です。この本の全模写をすれば、かなり手が描きやすくなります。
手の描き方をおぼえたいなら、これが一番よい本だと思います。超おすすめ。
 
ダイナミックシリーズ
頭部を集中的に勉強したいときの教科書。
 
ダイナミックシリーズ
解剖学となっていますが、ドローイングの教科書と考えてよいと思います。


 美術解剖学 
スカルプターのための美術解剖学
Anatomy For Sculptors日本語版




美術解剖学の本は一冊は持っていないと困ることがあります。(見なくても描ける人は別)

いろいろな本がありますが、この本が一番よいと思います。知りたいことが的確に無駄なく説明されており、図版もカラーで見やすいです。絵が線画でくっきりしているところもわかりやい。
絵が上手いというタイプの本ではなく、人物写真と明快な図解で説明してある本です。
価格の元は充分取れる本だと思います。
 
ソッカの美術解剖学ノート



絵が上手くて今風なので、とっつきやすそうに見えると思います。
ただこの本はどちらかというとマンガ的な読み物です。おもしろいですし、解剖学もていねいに説明されているのですが、どこに必要な部分の図説があるか、それを探すのに苦労します。

そしてこの本は厚さ37ミリ、1.5キロ、7370円という、手元において気軽に開ける本ではありません。
ただし、よくこれだけの内容の本を描き切ったという点では、7370円は極めて安いと思います。
参考書として使うには重すぎ(物理的な重さが)ますが、読んで楽しい本です。会社で買ってほしいですよね。


解剖学に絞って学びたいなら
←左の本がおすすめです。
アーティストのための美術解剖学



説明がやさしくてよいと思います。
ただ若干ドローイング系の描き方なので、くっきりスッキリ形を知りたい、という人は「スカルプターのための・・」がよいと思います。
CalArts(カルアーツ)で教えているそうなので、きっとわかりやすい講義をなさるのだと思います。
 動物画
動物画の勉強にはこの本を一番にオススメします。動物の体を上手にブロックで分けて描く方法が身に付きます。
動物の描き方がわかるうえ、絵もうまくなって一石二鳥。アニメーターはだいたい持っています。

 
初心者向け。
Jack Hamm先生の本なので説明が親切です。ただし絵は初心者向けなので、内容的には左で紹介した「動物画の描き方」の補足版として使うといいでしょう。
 
動物の筋肉と骨格が見やすく載っています。ペーパーバック本で安いですがよい一冊です。動物解剖図本は一冊あると便利です。

 パース

【パース本について】

国内で入手できる限りの本を集め、それぞれ詳細に検証しましたが、パースの技法書には決定版が存在しません。
その中で、使い方によるおすすめ教科書を3冊あげます。

【絵描きとしてパースの初歩を学ぶには】
『初めて学ぶ遠近法』がおすすめです。学ぶと画力も上がります。

【用語から知識として学ぶには】
『パース塾』がよいです。絵として100%ではありませんが、まとまりのよい本です。

【パースを追求したいプロには】
『パース! マンガでわかる遠近法』がよいです。プロが技術を学ぶには、有無を言わせぬ画力と正確性が著者に求められますから。

こうしたよい本がそれぞれあるのですが、これらの中間の本がない。ひととおりのパースが説明されていて、かつ絵が上手い本がありません。
誰か絵の上手い人が決定版を描いてくれないものか。


初心者向け。
パースの入門書としてはまずこれがよいと思います。
絵を描くことに重点をおいているため、ほとんど定規を使っていません。基本的に本一冊模写して練習する本です。それでパースの基本がおおむね学べます。3日で終わるので、つらすぎないところが特にいいです。
プロの絵描きにもおすすめできる絵の上手さ。

プロにとって残念なのは、3点透視までは説明されていないこと。あくまで入門書として使ってください。
 



じっさいには円はこのように見えるはず、という一歩進めた応用編。パースを追求してみたい人向け。
とてもおもしろい本ですが、初心者には意味不明のむずかしさ。
新人は「初めて学ぶ遠近法」で基礎を学び、その次に仕事でパースを追求する必要性を感じたときこれをどうぞ。
ほぼすべての疑問に答えてくれます。

Amazonで中身が見られます。
 
パース!2: マンガでわかる
もっとディープな遠近法




←左の「1」がすでにけっこうディープなので、まず「1」を買って、あるていど理解できるプロが、この「2」に取りかかってください。
カゲのつけ方、広角、魚眼まで説明されています。
日本人にはとっつきづらいタイプの絵ですが、上手いです。
プロにとっての技法書は、内容が正しいことはもとより、上手い絵であることも絶対条件です。
なぜなら、下手な絵をまねして描いていると、自分の絵まで下手になってしまうからです。


パース塾―画力がメキメキUPする!



パースのハウツー本として初心者向け。
絵を描くことよりも、用語など知識を得るのに適しています。パースの基本的な疑問に答えてくれるます。
ただしパースと画力には直接の関係はないので、画力がメキメキUPしたりはしません。
画力のある人がパースを学ぶと、パワーアップするだけです。


よくまとまっていて、いま現在、この本が一番初心者向けにはよいのではないかと思います。
 
パース塾』 は絵を見ればわかりますが、マンガのアシスタント向けです。
とはいえ初心者用の入門書としてわかりやすさがよい本です。ただし、パースがついた楕円の描き方では苦戦しています。
アニメーターは通常、パースのついた楕円を描く簡易技法を使います。もっとも楕円が歪まない技法です。
ただ絶対に正確なのかというと、絵として問題がないていどに理論が正確、という感じでしょうか。

また「パース塾」に限らずほとんどのパース本は自由な形のマンガのコマ、またはキャンバスに、1枚絵を描くためのパースとなります。
つまり、いったんカメラで撮った写真を、トリミングしたパースですね。
これは「絵」としてなんの問題もありません。

しかしアニメーターは、カメラで撮影した画面を描かねばなりません。
絵としてのパースに、カメラで撮るとどうなるかという決まりが加わります。
このあたりは、映像の絵描きでないと意味不明でしょう。
絵としてのパースが理解できたら、映像パースの決まりは先輩アニメーターに教えてもらってください。

とはいえ、基礎になるのは絵としてのパースで問題ないです。アニメでも作品によってはそこまで気にしませんから。


『絵を描く仕事で成功するテクニック』 について

この本の原題は『サクセスフル ドローイング』といい、どちらかというとパースの本です。
しかし、パース技法そのものというより、イラストを描く際にどうすれば正しい絵が描けるのかというアプローチです。そのためパースに合わせて人物のカゲ描くというところまで説明されており、ルーミス先生の本の中でもいちばんまとまりがよく優れた教本だというプロも多かったのですが、長らく廃版となっていました。

英語版はまだ出版されているのですが、なんとか日本語版を復刻したいと思い、ホビージャパン社に海外の版元から印刷原版を買い取っていただき、新刊をAmazonで買えるようしてもらえました。
敬愛するルーミス先生の著作者人格権にできる限り配慮し、とはいえ売れる本でないと出版社は出してくれませんので、一色刷りだった本の図版を二色刷りにしたり、簡易的なパースの説明図を追加したりしてあります。
 
絵を描く仕事で成功するテクニック
ルーミスの体験に基づく「光とカゲ」や「パース」から学ぶ




エフェクト表現の物理学
爆発+液体+炎+煙+魔法を描く
イラストからアニメまで




 
特殊効果アニメーションの世界
エレメンタルマジック 第2版




火、水、煙といった自然界に存在するエレメント、ティーポット、布地などの人工物、魔法や妖精の粉などの超自然の存在をアニメーションならではの表現で描くための基本とその理論を詳細に解説

エフェクトの考え方を学ぶのによい本です。
しかし、わかりやすいかといえば微妙。待望の日本語版ではありますが、5400円は高い。

Amazonで中身が少し見られるので、趣味に合う方は買ってもいいでしょう。
 

  井上俊之 作画教本 


「歩き」について考える様々なこと」

学校教育や現場での新人研修にはこの井上さんの歩きを学ぶことをおすすめします。
この3冊はP.A.WORKS SHOPでの受注生産品でした。
いまはAmazonで買えます。


 【井上俊之 略歴】
原画の質、量、スピード、仕事に対する姿勢、全て揃った日本を代表するアニメーター。アニメファンだけでなく世界中のクリエイターからも多くの支持を得ている。「AKIRA」「魔女の宅急便」「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」など多数の作品に参加。


「エフェクト」について考える様々なこと【水編】
 


「エフェクト」について考える様々なこと【炎・爆発・煙編】
 


アニメーション・イラスト入門
いきいきしたキャラクターを描こう!
日本語版





※イラスト入門の本ではありません。
 なぜここまで内容と合わない書名にしたのかわかりません。

アニメーターの教科書として定番の、コンパクトな本。初心者は一度模写してみて損はありません。

ストレッチ&スクワッシュ、テイク、アンチ、などアニメーションの基本的な表現が学べます。
トム&ジェリーのような動きですから、日本のアニメーションではちょっと抑えめに使うとよい、と巨匠が教えてくれました。
 
左の本の原語版。

Amazonで中身が見られます。

とても古い本ですが、アニメーションの基本はこのときすでに確立されており、学ぶべき基礎は多いです。

またキャラクターを立体的に描く方法は、いちど模写練習しておくと役立ちます。
絵がシンプルですし、厚い本ではないので、たいして時間がかからない点もおすすめです。


原語版のほうが安い。
 
アニメーターなら一読の価値あり。ディズニーのアクションが単純なロトスコープなどではないことがわかります。

おすすめですが、この本は分厚くて重く価格も高い。1社に1冊、作画部の本棚に置いてほしい本です。
どう描けばどう動いて見えるのか、という動きの秘密がわかります。
絵の表現は日本のアニメ向きではないのですが、動きに関して非常に多くの基本が学べます。アニメーターにとって必須の知識をコンパクトにまとめてあります。
一読をお勧めしたい。

アニメーター以外でアニメーションを学ぼうとする他職種の方々のための動きの入門書としてもおすすめの本です。
 
いい本です。おもしろい。
でも左の「アニメーションのタイミング技法」のほうがコンパクトで内容が濃いと思いますから、その次に趣味で買ってもいい本です。
 
トム・バンクロフトが教える
キャラクターに生命を与える技術



人物はどういった状態なのか、どういう感じなのか、ひと目でわかりやすく見せる絵の描き方を説明してあります。
つい忘れていた「もっと感じを出して描けるはず」ということを思い出させてくれる本です。読むだけでも効果があると思います。
この本も、アニメーションの教科書として、
とてもよい本です。
   
新人から原画まで。よくまとまった本です。
中身は完全にアニメーター教育の教材として構成されており、上手いアニメーターの絵でおすすめの1冊です。

 
仕上現場のプロによると、RETAS仕上のテキストとしてはこの本が一番わかりやすいそうです。
撮影に関しては現在使われていない内容です。
 


瞬間連写アクションポーズ
立ち回り・スタント・アクロバット




いわゆる「カッコイイ」ポーズの練習によいと思います。模写していくと楽しいですよ。
シリーズがたくさんあります。
 
Art Models 2


    Art Models 4


    Art Models 10


このシリーズはAmazonで中身が見られます。好きなのをどれか数冊買えばいいでしょう。

日本人から見ると女性モデルの肉付きが若干よすぎるが、日本製の写真集よりポーズと照明と写真が格段によい。
 



このシリーズの写真はふだん見られない角度でおもしろいです。
 
 
人間の顔をいろいろな方向から撮ってカタログにした写真集。絵の勉強をするのに便利ですよ。
写真もきれいですし、数が多いので、使い出があります。おすすめ。
 
子供のキャラクター参考jにいいです。
 
映像の構図として、基本的な考え方の勉強におすすめ。説明もわかりやすいです。
しかしいま新品が買えないかもしれないので、いま買える本を下に紹介しておきます。



 アニーターのための教養講座
アニメプロデューサーになろう! アニメ「製作(ビジネス)」の仕組み
福原 慶匡 (著)




作監以上のアニメーターはこの本をぜひ読んでください。
おそらくみなさんが疑問に思っているであろう製作委員会システムや代理店・広告・興行収入・イベント・版権ビジネスなどのしくみを著者が経験しまた教わった事実として整理し書いてあります。
プロデューサー関係の本を一気にまとめて読んでみた中で、有名プロデューサーのインタビュー等ではなく、理路整然とアニメプロデューサーはなにをしているのかなにをしなければならないのか非常にわかりやすくまとめてあるのはこの本だけです。
アニメビジネスの基本的な知識を得たければこの本をおすすめします。
 
アニメーションの原型がたくさん紹介されています。
 
鑑賞のための西洋美術史入門



最低限の美術史や様式を知っていないと作品の製作、企画で話が通じないことがあります。この本は時代背景もふくめ、全体がとてもわかりやすく書かれています。オールカラー、写真豊富で読み物としても秀逸。
   



技法書ではなく研究用ですね。
あとで読む本リストに置いておきます。

 絵コンテを描く・演出を学ぶ
 アニメーターが演出や監督をするのが一般的になりました。
 その際、役に立つ本を紹介します。
初心者のための絵コンテの描き方



この本は初めて絵コンテを描いてみようとする人に、描き方を教える技法書です。
著者は『シティーハンター』や『名探偵コナン』などのアニメーション監督、こだま兼嗣さん。
 
マスターショット100
クリストファー・ケンワーシー (著)




実際の映画シーンをサンプルとしながら、100通りものショットの方法や効果を伝授します。
 
マスターショット2 [ダイアローグ編]
クリストファー・ケンワーシー (著)




実際の映画シーンを例示しながら、100通りもの対話の撮り方を紹介します。
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと
シド・フィールドの脚本術




物語構成の基本的な教本として定番です。
 
素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック
シド・フィールドの脚本術2




 
最高の映画を書くためにあなたが解決しなくてはならないこと
シド・フィールドの脚本術3




定本 映画術
ヒッチコック・トリュフォー




定番本です。一度読んで損はないと思います。もちろん映画も見てね(映画を見ていないとわかりません)。
 
図解映像編集の秘訣
映画とテレビ番組、コマーシャルから学ぶ映像テクニック




監督さんからおすすめの本です。
わかりやすいと思いますよ。
 
映像編集の秘訣―図解 (2)



ハリウッド・リライティング・バイブル



監督さんおすすめ本。
映画のシナリオ構成を教える本です。おもしろくてわかりやすいのに、なぜ再版にならないのか。

 
映画監督術 SHOT BY SHOT



こちらも比較的わかりやすいと思います。
   
 
 その他

The Animation Book
CommentsAdd Star

amazonで売っていないがほしい本
 

Human Form in Action and Repose
 Phil Brodatz(著)
 Dori Watson(著)

絶版だがほしい本。
おそらく最高のクロッキー用写真集

 




































 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




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