商品名はカールクリップまたはピンカールといいます。
美容室用品クリップなので、ヘアピンなどの売り場にあります。文具屋に買いに行かないように。
とはいえ、現状ではお店で見ることはまずないです。通販で24個入りを買うしかないですね。
タップ割りの必需品ですが原画を描くときも使います。アニメーターはほぼ全員がこの製品を使っているのですが、これ、たま〜に「もうちょっと長さがあればいいのに」と思うことはありませんか? 誰でも思ったことがあるでしょう。
ある動画チェックさんがもっと使い勝手のよいクリップはないのかと、いろんな種類のクリップを買い集めて検証したことがあります。しかし結局この製品が一番でした。これより長さがあると、かえってじゃまなことが多かったのです。
このクリップははさむ力が適度に弱いため紙にあとがつかず、はさむ面が直線かつほぼ平面なので紙も曲がりません。カールクリップの他製品は全体が湾曲しているものが多いのです。
ほんらいの目的に使ったことはないのですが、ロングセラー商品ですからカールクリップとして優秀な製品なのだと思います。
丈夫なのはまちがいなく、壊れたのを見たことがありません。30年以上前からある製品です。
左の写真は上側がプラスチック(赤いところ)になっています。現在は生産していないと思われます。
このクリップが日本のアニメーション作品のタップ割りを支えてきたといっても過言ではないのですが、メーカーの人はそんなこと知らないでしょうね(´∀`)
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