無年金でいることの危険性
 
 国民年金制度

まず大前提として、国民年金制度は破綻しません

「国民年金なんかどうせもらえない」といっている人たちに、その根拠を聞いたことがありますか? 根拠のない気分に流されている人がほとんどです。
中には持論を述べる人もいますけれど、あなたが無年金の老人になったときや、あなたが傷害を負ってしまったときに障害者年金がもらえず、生活が立ちゆかなくなったとき、その人は責任を取ってくれますか?

自分の将来は自分で守らなければ、誰も守ってなんかくれないんですよ。

論理的に考えてみて下さい。現在、年金制度は機能しています。
仮に将来、国民年金制度が破綻するような事態になったときは、同時に日本経済も行政システムも破綻しています。
そうなったらなにをどう準備しておいても無駄なのであきらめますが、そうならない限り、年金制度は破綻することができないといえます。

ですからアニメ業界に入ったら、国民年金に加入してください。
新人のうちは親に払ってもらしかありません。
自分で払うようになっても、収入が少ないときは減免申請(国民年金保険料免除・納付猶予制度)を申請します。

届け出さえしていれば年金保険料を払わなくても、将来年金がもらえるわけですね。
障害基礎年金も受給できます。
国民年金に加入していないと、万一障害者になったとき障害基礎年金は支給されません。これはつらい。

出来高制で働く業界人にとって国民年金がやっかいなのは、最初に支払い免除の申請をしておかないと、あとでまとめて払おうと思っても払うお金がないことです。


さて少々横道にそれますが、
「国民年金なんかもらうより生活保護もらったほうがいいんだよ」
と主張する人もいますので、その点について(非常におおまかに)数字をあげてみます。

2016年現在、あなたが65歳だとして、もらえる国民年金支給額は
月額65,008
です

対して生活保護費はいくらもらえるかというと、東京都の場合で最低生活保証費
月額8万円程度+家賃補助7万円程度(上限)ですから、家賃補助をのぞいても・・・・・。

どこに問題があるとか論ずるのはこのサイトの主旨とはちがうのでなにも言いません。このサイトではただ
「高齢で働けなくなったらあとは一生、生活保護のお世話になろう」
と、20歳代のいまから決めるのでなければ(支払い免除の申請をした上で)国民年金に入っておくことを、強くおすすめします

 その理由は
  • 将来65歳時になんとか生活が成り立っていた場合、毎月65,000円もらえるかもらえないかでは天と地の差。
  • 傷害を負ってしまったときは、障害年金が生活の支え。

国民年金は10年以上加入していないと年金がもらえません。あとで困らないように最初から入っておきましょう。
低所得で保険料を免除されていた期間も加入年数に含まれます。

ただし、国民年金を満額 月65,000円受給できるのは、約40年間払い続けた方だけです。
10年だけ払えばいいと勘違いしないようにね。









































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